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大好きなメル へ、           

(第3信)

 

 

この間の第2信は恋愛から結婚にいたる過程での大事なポイントを書きました、読んでもらえましたか?

今日は、男性とはどんな性向を持つ動物、人間なのかを書きます。

 

神様がなぜ動物にオスとメスをお造りになったかはわかりません。

他の動物と同じように、人間に男性と女性がありますが、そこには大きな違いがあります。 私は男性ですから女性の本当の姿は分かっていないのかもしれません。 きっとメルは男性のことは分かっていません。

 

男性という言い方より「男」という表現の方が男性の本性を言い表しているようです。 男が女性と最も違うところは体格、逞しさなどの体力面と征服欲です。 男は女性より体力、腕力が強いため、昔は食料の獲得など生活力、経済力で女性に優っていたので、女性が男の支配下に置かれていました。 男の経済力、生活力については別途書きます。

 

男のタイプを大まかに分類すると

A 体力と智力の双方に優れた男

B 体力が優っている男

C 体力はないが智力に優った男

D 体力も智力もない男

 

自然界の動物たちは、生きるために必要な食料や自分の欲しいものを獲得するために、競争相手がいれば、自分のため、自分と利益を共有する人(たち)のためにそれを倒すべく戦いますが、その先頭に立つのが力の勝る男でした。 体力の優っている男は相手を力ずくで倒そうとしますし、体力の劣っている男は、智力を駆使して勝とうとします。 体力も智力もない男は競争に破れ、相手に従うだけのことしかできません。

 

現代社会でも、この図式は本質的に変わっていません。 有史以前のように力ずくで食料を奪うなどがなくなっても、国レベルでは経済戦争、企業競争、個人レベルでは多くの収入、財産を期待した智力競争があるでしょう。

男をもう少し分析して見ましょう。 現代社会では、体力が優っている男はスポーツ選手として社会で活動できますが、智力も駆使して一流アスリートにならないと生きて行くのが難しいことはメルもよく知っていることです。

現代の男の勝負は主に智力によるのです。 智力というのは単に知識があるということではありません、知識や教養、それを駆使する戦術や戦略、謀略など、何かを完遂しようとする精神力、忍耐力、判断力、仲間や愛する人々を守る包容力、経済力、倫理的な側面での品格などなど、これらを駆使するには体力も十分でなければなりません。 もちろん現代の女性にも同じような智力と体力が求められるようになってきています。

 

ここで問題なのは、智力や体力を間違って使う男どもがいるということです。

「間違って」というのは、フェア(公正)でない、倫理的でないということで、嘘をつく、騙す、嫌がらせをする、暴力を振るう、虐待やいじめをするなどで、法律に触れることも、法律に触れなくても、まともな智力、体力では勝負ができない男が使うのです。 しかしこれは男に限りません、体力では勝負のできない女性が智力を駆使して男に負けない工夫をするのは当然ですが、嘘をつく、騙すなどは女性の防衛本能とも言われます。

 

ここで問題なのは男女の違いでしょう。 男が体力、智力の違いから女性を支配するのは理解できるとして、女性が受動的になって男に支配されるのには別の側面があるのです。 これは大事なことなので、心して読んで下さい。それは男と女性の性の営みにおける感じ方の違いによるのです。 すでに、メルもこの類の知識は十分持っているでしょうが、男が瞬間的なのに対して女性は持続的な愉悦を味わうことにより、その男を忘れることができなくなることが多いのです。 特に初めての経験ではこの違いは大きく、女性が男に支配されることが多くなるのです。 これが女性は「頭で考える」のではなく『子宮でものを考える』と言われる所以です。 男女二人が一緒にいて一緒に行動していても、その行動の意味していることの捉え方が違い、二人の同じ行動に対する感じ方、その結果が違うということが起きるのです。

 

またこのことは、男には「女性との愛の爪跡」が男の身体に深く染み込まないので、時間が経つと別の女性にチョッカイを出すようになり、家族が崩壊することに繋がるのです。 この時、女性が生活能力を持っていなければ、不幸の始まりになってしまいます。 

昨年、東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)、千葉の小学4年の栗原心愛(みあ)さん(当時10歳)が、母親の再婚相手だった男たちから暴力、虐待を受け死亡した事件が相次いでありました。 母親が再婚した男からマインドコントロールされていたと見られますが、母親はこの再婚相手の手練手管で「性の奴隷」にされ、経済的に男に依存していた為に、母親は「この男を失いたくない」という風に支配されていたと考えられます。 

自分が腹を痛めた実の娘は、自分の命をかけてでも守ろうとするのが自然界での母親の姿なのですが…

 

このように女性が男の「奴隷」にさせられるのは、男の強力な「性の力」や言動、暴力、経済力などの力で、女性はただ「子宮で受けた愛の爪痕」や、太刀打ちのできない暴力や経済力で支配され、「頭」でものを考える思考力を封じられてしまうことによると考えられているのです。

 

古代ギリシャやローマ時代の歴史や多くの英雄たちを描き続けている作家の塩野七生(ななみ)さんが高校生に語った言葉があります。 「免疫を早く作りなさい、男女関係に固執しないでものを考え、判断できるようになりなさい!」 イタリアに長く住んで歴史研究、執筆活動をした彼女は、「素敵な女性を見たら声をかけないのは失礼だ!」と考えるイタリア男に数多く遭遇してきた経験(?)からの珠玉の言なのかもしれません。

 

この塩野七生さんの言葉は、今初めて男性と交際するようになったメルには是非味わってもらいたいと思います。 今の彼が、これからの長いメルの人生にとって「決断」する対象になる男性なのかどうかは、今後もっと時間をかけても良いのです。 凡人にはなかなか「異性への免疫」を獲得することなどは年を経ても難しいことです。 まして、まだ高校生のメルは、これから男性研究をたくさんして、「男への免疫」などを目指す前にいろいろな男性を見て、自分の人生を考えるときに役立てていかなくてはいけません。 「男」がメルの足かせになっては絶対ダメです。

 

男も、先に書いたような酷い男ばかりではありません。 「男」の中には女性への強い憧れを内に秘めたロマンテイストや、弱い立場の女性を慈しみ、優しさが満ち溢れる男性もたくさんいます。 男は、自分の生活が充実し、目標に向かって着実に努力している時には生き生きして、余裕さえも感じさせ、男でも惚れぼれします。 こういう男は明るいし、付き合うと一緒にいて楽しいのです。 自分に余裕があるので、他人を包容力で包んでくれさえもします。 性格の良さと品格が感じられるような男には、男が惚れるので、将来性が期待できます。

 

要は、女性は少しばかり男から優しくされ、一時的な感傷、感情で男が眩しく見えても、冷静にその男を見なくてはいけません。 特に結婚を考えるのなら、メルがその男と結ばれて、将来どのくらいメルとメルの家族を幸せにしてくれる智力、体力、特に生活力、経済力が期待できるかを見極めなくてはいけません。 結婚して子供ができて、大きくなって一人前になるまでには相当の経済的な資金、余裕が必要になります。男の将来性を判断するのは難しいことです。 もちろん理想の男を見つけることは至難の技でしょう。 充分時間をかけて観察することです。  

 

未成年者のメルに家出をそそのかしたり、メルをその気にさせたりするような振る舞いをする男は要注意です。 メルを自分の妻にしたいと考えるなら、少なくても、メルが一人前になるまでしっかり我慢できるような男でなくてはならないと思います。 焦っている男は力ずくでも、メルを囲い込もうとするでしょう。 焦っている男に、メルが自分を捨ててまで付き合うことはないのです。 今のメルの悩みを理解してくれても、それだけでメルの将来を決めてかかるのは自殺行為です。

 

メルは今後、素敵な優しい男、強引で見栄っ張りな男、夢と希望に満ちた男、ただ漫然と毎日を過ごしている男、生活設計ができていて経済力のある男、日銭で暮らしている男、嘘を平気で言う男、約束を平気で破る男などいろんな男と会う機会がまだいっぱいあります。 時間をかけて、今の彼とそういう男とを比較、観察してください。 そして、それぞれの男と一緒になった時にどういうことが期待でき、どういうことが心配なのかを各々想像して見てください。 時間は充分あります、目を大きく開けて、深呼吸して良く観察し、良く考えてください。

(第4信に続く)

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